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【終活】飼い主が亡くなったらペットはどうなる?大切な命を守る準備をしよう

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飼い主の高齢化やおひとり様の増加に伴い、ペットの安全を心配する方が増えています。

自分にもしものことがあった際、大切なペットはどうなるのかご存知ですか?

万が一の時に備えて、ペットの安全やお世話の引継ぎを見つける方法をご説明します。

飼い主の高齢化が進んでいる現代

日本は少子高齢化が進み、おひとりさまの世帯が増加しています。ペットは癒しと元気を与えてくれる存在ですが、誰かしらお世話する人間が必要です。

高齢化が進んでいる中、内閣府の世論調査では、次のように少子高齢化や核家族化の影響で、病気などによって飼育できなくなるペットが増えることを懸念する意見も出されています。

今後、少子高齢化や核家族化が進む中で、人とペットの関係はどのようになっていくと思うか聞いたところ、「家族の一員同様に共に生活する世帯が増える」を挙げた者の割合が43.3%と最も高く、以下, 「老後のパートナーとしてのペットの重要性が増す」(39.8%)、「高齢者が病気などにより飼育できなくなるペットが増える」(31.8%)などの順となっている。

引用:内閣府 世論調査

自分がペットよりも先に亡くなってしまったらと考える、おひとりさまの不安は特に強いもの。

ペットである動物には、民法上財産を相続させられません。しかし、財産は残せずともペットの飼育のために残したお金や環境を使ってもらうことができます。

飼い主が亡くなったらペットはどうなる?

もしペットを飼育する方がいない場合、残されたペットは保健所に保護されます。

保健所は保護する期間が定められており、期限が過ぎれば殺処分されることが現状です。

大切な家族であるペットが、いつまでも穏やかに暮らしていけるように、飼い主は元気なペットの引き取り先や、法的な手続きを踏んでペットの飼育を任せられる相手と契約しましょう。

飼い主の死後にペットの安全を保証させる3つの方法

飼い主の死後にペットの安全を確保するには、主に3つの方法があります。

  • 負担付遺贈や負担付死因贈与でペットの飼育を引き継いでもらう
  • ペット信託で里親に引き取ってもらう
  • 老犬・老猫ホームに預ける

それぞれの方法の魅力や違いをご説明します。

ペットの世話をしてもらうよう遺言書にのこす

何らかの理由でペットのお世話ができなくなった際、お世話を引き継いでもらえるように遺言書に残す方法があります。

親族や信頼できる知人がいる場合は、ご自身が亡くなったあとにペットの飼育を引き継ぐよう希望を記載しましょう。

ご家族と同居されている方や、遠方に暮らしていても連絡が取りやすい家族関係であれば、ペットをそのまま引き取ってもらえる可能性もありますが

それぞれの環境や事情もあるので、必ず事前に意思確認をしておきましょう。

ほかにもペットを飼っている知人や友人など、信頼のおける知り合いがいれば遺言書に記載しましょう。

もしくは、負担付遺贈や負担付死因贈与の手続きをする方法があります。

これは「受遺者に対して一定の給付をなすべき義務を負担させる遺贈」のことで、民法1002条に定められています。

つまり「自分の財産を渡す代わりにペットを飼育してほしい」という手続きです。

しかし通常の遺贈とは異なり、ペットの飼育という負担があるため、受遺者に強制はできません。

負担付遺贈は受遺者が手に入れる財産以上の負担を負う義務がないからこそ、終身でペットの面倒を見てもらうには相応の財産を残す必要があります。

ペットの残りの人生を任せられるよう、健康なうちから考えていきましょう。

ペット信託で里親を探してもらう

ペット信託とは、信頼できる管理者にペットの飼育費用をあらかじめ託しておき、ご自身が飼育できなくなった時に預け先を指定できる制度です。

飼い主の死後だけでなく、認知症や入院、施設入所の際も利用できるため、ペットとの生活に不安がある方に人気があります。ペット信託は事務所や法人と打合せして、行政書士を通じて公正証書を作成します。

ご自身がペットと暮らせなくなった際に、家族や知人にお世話をお願いできない環境の方や、おひとり様に注目されています。

ペットの信託先は、動物病院や新しい里親を探す方法など、信託を任せるサービスによって異なります。

公正証書によって正式な法的手続きを踏むため、口約束による遺族や知人に対する飼育の依頼と違い、きちんと施行される点がメリットです。

老犬・老猫ホームに預ける手続きをする

最近は犬や猫などのペット専門の老犬、老猫ホームが増えてきています。

おひとりさまでペットより先に飼い主が亡くなってしまった場合、必ず身内に引き取り手がいるとは限りません。

ホームに入居させておけば、飼い主の入院やケガなど、万が一の事態が起きてもペットは安全な環境で生活できます。老犬や老猫ホームは生前のうちから申し込みができ、飼い主が会いに行くこともできます。

また、飼い主と一緒に入居できるペット可の老人ホームも全国的に増えてきました。

ペットと一緒に飼い主が施設に入居して、最後まで共に生活できます。

入居後に先に飼い主が亡くなった場合も、施設全体のペットとしてスタッフや職員がお世話をするため安心です。

おわりに

大切なペットの命を最後まで守ることができるのは飼い主だけです。お世話を任せる相手がいなければ、自分にもしものことがあった際にペットは路頭に迷ってしまい、保健所に送られる可能性が十分に考えられます。

命を失う結果にならないよう、おひとり様こそ法的な手続きを踏んでペットの飼育を後任してくれる方を探しておきましょう。

ペットが入居できる老犬ホームの利用や、ペットとともに利用できるペット可老人ホームも1つの手段です。

方法によって必要な資金も異なるため、ペットの将来を考えるのなら資産管理も早めに進めることも大切です。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
一般社団法人 包括あんしん協会代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役

【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
デジタル遺品アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居でにぎやかに生活中。
一生涯のライフプランをサポートする中、独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った時、幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と思ったのがきっかけで、おひとり様サポートを行う「一般社団法人包括あんしん協会」を設立。
5000人の保険コンサルティングの実務経験から、保険の「資金準備」だけでは足りないと実感。「お金」「心・身体」「人」のトータルサポートを目指している。実際におひとり様が病気や介護になった時、また死亡時のサポート業務を行なっている。おひとり様の終活準備の必要性を啓もうする為セミナー講師としても活躍中。
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